・スタンドアロン版、eWide版、eSpot版CDの統一とインストーラの変更を行いました。
・ソイルセメント壁の許容応力度の小数点以下桁数を２桁から３桁に拡張しました。

障害修正（全V10.2ユーザへ送付)
・日本道路公団、首都高速道路公団基準における自立時の壁体断面の最大曲げモーメントの計算に誤りが合った。
・自立時のたわみ計算を片持ち梁式で計算し、ふの土圧が発生する場合に計算の誤りがあった。
・腹起し、切梁の計算において、断面の算定を自動計算とした場合に応力度の計算が正しくない場合がある。

障害修正
・東日本旅客鉄道株式会社基準において、ソイル芯材の耐力の計算を行った場合に、隔孔設置にすると、くびれ部間隔の計算が「芯材ピッチの１／２」ではなく「芯材の内法間隔の１／２」で計算されていた。
・切梁設置時に根入れ長の計算において、主働側のモーメントと受働側のモーメントが全く同じ値の場合に、仮想支持点の計算がされずゼロになってしまう。
・根入れ長算定用土圧に「日本道路協会の土圧（道路土工の弾塑性法による土圧）」を選択した場合に、根入れ先端が砂質土でその上に掘削底を跨ぐ粘性土層が存在するという条件が重なると、負の水圧が計算される。
・ ヒービングの建築学会修正式による検討で、角度αの自動計算の値が間違っていた。
・ 自立時の片持ち梁式の変位量計算において、各支間ごとの計算表が複数ページに渡る場合に、２ページ目を表示しようとすると強制終了されてしまう。
・鋼管矢板の鋼材テーブルについて、「断面積」「断面２次モーメント」「断面係数」に壁体長１メートル当りの値ではなく、１本当りの値が登録されていた。
・掘削底面を跨ぐ土層の中にアンカーと主働すべり面の交点が存在する場合、主働すべり面の開始位置が間違っていたため、交点の座標が正しくない。
・アンカー体定着長の計算における設計アンカー力（Po・Ps）が大きな値の場合に、表示桁数が足りないため”*******”という表示になってしまう。

・日本建築学会基準における中間杭の支持力検討機能を追加いたしました。

・東日本旅客鉄道株式会社基準において、アンカー式で腹起しの検討を三径間連続梁で行う場合に、親杭または芯材ピッチがアンカー水平間隔に比べ非常に小さいという条件の時に、腹起しの断面力の検討で「強軸+弱軸」の最大曲げモーメントの弱軸の値が正しく計算されなかった障害を修正いたしました。 　（例えば親杭または芯材ピッチ：0.45ｍ、アンカー水平間隔：3.6ｍ のような場合に発生）

　

・東日本旅客鉄道株式会社、土木学会、鉄道総研基準での自立時の根入れ長計算において、掘削底面位置が粘性土の場合、つりあい根入れ長の計算が正しく行われていなかった障害を修正いたしました。

・報告書の表示または印刷時にアプリケーションエラーが発生する場合があるという障害を修正いたしました。

・盤ぶくれ対策として、掘削側の被圧地下水を背面側の被圧地下水より低下させた値を入力することができるように改良いたしました。

Ｅ→Ｆ： ①試用版対応を行ないました。
②ＸＥＲＯＸプリンタ対応を行ないました。

Ｆ→Ｇ： ①２ＨＤキー対応を行ないました。
②根入れ長計算について、日本道路協会の自立時の変位量の計算で「p2'：モーメントを等価とする三角形分布荷重の掘削底面での荷重強度」を求めるための”ΣＭ”の値の表示桁が従来単位系のとき間違っていたものを修正いたしました。（計算結果には影響ありません）
③支保工計算について、ＪＲ東日本基準のアンカー計算で行われる「アンカーの頭部変位量」と「地盤の局部破壊」の計算を、ＪＲ東日本基準以外の基準でも計算していました。これをＪＲ東日本以外では計算しないようにいたしました。
④自立式土留めでのボイリング、ヒービングの検討で土の平均単位体積重量を自動算定した場合、エラー「*ERR:KO-01 floating-point-devide by zero」で計算が中断されてしまう障害を修正いたしました。

・マネッジドビューに対応いたしました。

・土留計算[慣用法]RAINPAL－１がJR東日本旅客鉄道株式会社対応となりました。

　１．ソイルセメント壁の芯材の耐力の計算で、耐力の限界位置の検討が可能となりました。
　２．地下連続壁における鉄筋量の計算が可能になりました。
　３．腹起し・切梁の三径間連続梁による断面力の計算が可能になりました。
　４．アンカーの腹起しに対する２軸曲げの計算が可能となりました。
　５．アンカーの頭部変位量及び地盤の局部破壊の検討が可能となりました。