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更新日時: 2007/11/20
平行移動法と重ね合せ法で最終沈下量が異なるのは、どうしてでしょうか?
重ねあわせ法の計算では施工開始日が同日でも段階2段目以降については
層厚が沈下量分引かれて計算されています。
このため、合計沈下量が平行移動法に比べて小さくなります。


更新日時: 2007/11/20
排水条件で両面排水に設定したにもかかわらず片面排水に設定したときより沈下に要する日数が長くなるが。
両面排水と設定し、層厚換算がおこなわれた場合、
換算された層はその最下層の圧密係数を代表圧密係数とします。
代表圧密係数が小さくなってしまった場合、片面排水に設定したときよりも
沈下日数が長くかかってしまうことがあります。


更新日時: 2007/11/20
「間隙比(CV値、MV値、OCR値)は外挿できません、計算を中断します」というエラーメッセージが出る。
計算で得られたPが登録された曲線
(e-logP,logCV-logP,logMV-logP曲線)のPの範囲外にある
ため対応する値が求められない時に発生するエラーメッセージです。
登録曲線のPの範囲を広げてください。


更新日時: 2007/03/02
盛土を分割すると最終沈下量が変わるのですが?
1.盛土荷重の計算時には盛土の下面から対象層の中央までの距離を用いて計算を行います。
盛土を分割すると上部の盛土に関して、分割した下部の盛土の層厚の分垂直距離が変わってくるので増加応力が変化します。
それにより沈下量も変化してきます。
V12からは、載荷距離を「盛土底面からの距離」または「地表面からの距離」の選択ができるようになりました。
2.重ね合わせ法の場合、段階ごとに計算で使用する初期値(P0や層厚)が変化するので沈下量も変化してきます。
3.浮力補正をチェックすると段階ごとに浮力補正を行うので沈下量が変化してきます。


更新日時: 2007/03/02
手計算と沈下時間が異なるのですが?(1)
1.テルツァギーの圧密計算式(マニュアル2.4.4)から求める圧密度と時間の関係は1つの層に対する
計算なので、複数層ある場合の全層沈下計算に対しては(層厚換算後に単層として
扱える場合を除いて)そのままでは適用できません。
まず圧密度-時間計算を各層に対して個別に行い沈下量を合計したあとに全層での圧密度を算出しなければなりません。
よってある圧密度の日数を手計算するにはトライアルが必要になります。
(DECALTOでは圧密度から直接時間を求めるのではなく、ある時間において各層
に対して個別に圧密度-時間計算を行い、各層の沈下量を合計したものをその時間での全
沈下量としそれを逆算して全層での圧密度を算出しています)


更新日時: 2007/03/02
手計算と沈下時間が異なるのですが?(2)
2.重ね合わせ法では各段階で初期値が変化するのでCV値が異なってきます。
計算結果で表示しているのは最終段階でのCV値なので出力値だけなので出力値だけから
では手計算できません。


更新日時: 2007/03/02
手計算と沈下時間が異なるのですが?(3)
3.層厚換算結果を確認してください。
換算結果は各地点別の計算結果部分の「換算層の層厚とCV」の項目で確かめられます。
換算された層は両面排水として扱われ排水距離は換算層厚の2分の1を 使用します。
またモデルの最下層にある換算層だけは基盤面の排水条件が排水の場合は両面排水、
非排水の場合は片面排水として扱われます。
※換算の条件、換算方法などはマニュアルの「圧密層厚の換算」の部分を参照してください。


更新日時: 2007/03/28
「圧密圧力が設定外である為計算を中断します」が出るのですが?
計算で得られたPが登録された曲線
(e-logP,logCV-logP,logMV-logP曲線)のPの範囲外にある
ため対応する値が求められない時に発生するエラーメッセージです。
登録曲線のPの範囲を広げてください。
または、曲線の補間方法を変更してみてください。


更新日時: 2007/03/28
Cvの値が表示されているp0+Δp/2から求めた値と異なるのですが?
対象となる登録曲線の圧密圧力算出方法を確かめてください。
p0+Δp/2は相加平均を選択時に使用する値です。相乗平均の時は
√(p0×(p0+ΔP))を使用します
また、報告書では最終段階で使用したCv値を出力しています。
(重ね合わせ法の場合、段階ごとに初期応力、増加応力を求めます)


更新日時: 2007/03/28
「土層の重なりがあります」「重複点がある」のエラーメッセージが出るのですが?
1.隣り合う形状では接している部分は必ず同じ節点を共有するようにします。片方の形
状でのみで使用している節点があると重なっているとみなされることがあります。
2.非常に小さい形状や複雑な形状を入力すると、計算時の有効数字の判定で入力上は違
う節点を同じ節点とみなすことがあります。形状を簡略化して画面で認識できないくら
いに近い節点を設定しないようにして下さい。


更新日時: 2007/02/05
層厚が2箇所以上ある土層形状がある、側面が垂直でない、土層に空洞があると出る。
垂直方向に地形を切った時、同じ土層を2回以上横切るような形状(コの字状の地形な
ど)のときに表示されるメッセージです。層厚が取得できない不正な形状なので土層を
分割するなどの対応を行ってください。
またL字型の地形も内側のたての辺をちょうどシステムが分割点として選択した時、た
ての辺の部分と厚さがある横の部分で層厚を2回カウントするので同様なエラーメッ
セージがでます。このときはたての辺の部分を垂直にしないように少し傾けるように設
定しなおしてください。


更新日時: 2007/02/05
推定盛土断面図で表示している日数(出力指定で圧密度100%時)の求め方は?
時間沈下計算を行い算出された沈下量を最終沈下量と比較して誤差内に収まった日数を
表示します。
ただし設定された計算期間内にそこまで沈下しなかった場合は計算期間最終日の日数を
表示します。(推定盛土断面図の沈下形状は100%時のものを表示)


更新日時: 2007/03/02
「盛土設定位置又は計算始点位置に誤りが有ります」というエラーメッセージが出る。
1.計算条件の設定の横断形状・関係図で圧密度を指定している時に指定するx座標値が
モデルの存在しない座標を指定している
2.モデルにX座標0の地点が含まれていない
上記の2つの原因が考えられます。


更新日時: 2007/02/05
「モデル幅が大きすぎるため、計算を続行できません」というエラーが出ます。
自動分割点数が最大値を超えた場合に出るエラーです。
分割点は計算地点以外に形状構成節点や一定距離ごとに自動で生成されます。
よって複雑な地形を作成した場合モデル幅自体が狭い場合でもエラーになる場合があり
ます。地形を簡略化して分割点を減らすようにしてください。


更新日時: 2007/06/01
盛土形状を三次元で設定することができますか?
盛土形状は、土層と同様「形状の設定」において指定するため、
奥行きを設定することができません。(奥行きは半無限として考えます)
奥行きを設定する場合は、矩形荷重で代用してください。
矩形荷重はモデルの計算断面をz=0とし、任意のz値からの奥行きを設定することができます。


更新日時: 2007/06/08
任意荷重を入れた場合とそうでない場合で、なぜ、計算結果が異なるのでしょうか?
(質問の補足)「あるデータにおいて残留沈下量53.6cmの時の年月日を算出しています。
       任意荷重を入れた場合は06/5/28とそうでない場合は06/4/29となり結果が異なります。
       荷重の載荷日は07/3/10なのでそれ以前の圧密速度には影響しないはずです。
       なぜ、計算結果が異なるのでしょうか?」
(回答)残留沈下量の設定において沈下量から放置期間の算出については
    計算期間が長い(およそ1000日以上)と誤差が大きくなります。
    これは計算期間を分割した最も近い日付を出力日として算出するためです
    これを回避する方法は放置期間から沈下量を算出する方法です。
    必要な沈下量に見合う放置期間が見つかるまでトライアルして下さい。


更新日時: 2007/06/13
盛土を1層載荷したケースで盛土による増加荷重がかなり手計算よりも減少してしまいます。どうしてでしょうか?
土層が1層のモデルの場合は地層の中心深さが
深くなるのでその分、応力分散させた増加応力が小さくなります。
層を深さ方向に複数で設定する等、データを変更することで対応願います。