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DEFTRACKのひび割れ判定方法は(マニュアルP21参照)各段階で、ひび割れ発生点以外の全部材の材端について判定を行っています。 |
例えば、ある部材の材端断面力が累積(M、N)=(M0,N0) -本段階開始時の断面力増分(M、N)=(ΔM,ΔN)-本段階の荷重による発生断面力とした時、 |
(M0,N0)から(ΔM,ΔN)を延長してひび割れ発生線にぶつかる倍率αを求めます。 |
対象となった部材すべてのαで最小を持つ部材が今回ひび割れを起こす部材と判断でき、その最小α(αmin)でもって、 |
全部材に対して(M0,N0)+αmin・(ΔM,ΔN)を行えば、本段階終了時点の断面力を得ることができます。このような方式を取っているため、 |
1部材でもひび割れ又は圧縮破壊するときの荷重値がみつからない場合は、今回のようなエラー表示になります。V2.1dでは、 |
対象となる部材すべてでαの算定が出来なくても、処理可能になるように改良しました。 |
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