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更新日時: 2007/12/25
地震時保有水平耐力法における水平変位について
リストおよび報告書の中で出力されている水平変位は、上部工慣性力作用位置での値です。
また、リストおよび報告書の最後に出力される変位は、降伏時の変位です。


更新日時: 2007/04/16
多柱式のRCラーメン橋脚のモデル化は2本柱と同様でよいのでしょうか?
2本柱と同様にモデル化をしてください。


更新日時: 2007/04/16
地震時保有水平耐力法における梁要素物性値テーブルの断面2次モーメントはどのように算出するのでしょうか?
手計算で入力します。物性値自動算定でM-φ曲線を求め、そこから算出しても構いません。
ただし、物性値自動算定とファイル連携はしていません。


更新日時: 2007/04/16
地震時保有水平耐力法でRCラーメン橋脚のモデル化はどの平面にモデル化すればよいのでしょうか?
RCラーメン橋脚は、橋軸直角方向(YZ平面)にモデル化します。
地震時保有水平耐力法の計算では、上記以外の平面にモデル化し、加振方向を変えても
正常に計算は行われません。


更新日時: 2007/05/09
地震時保有水平耐力法のとき、物性値自動算定の求めたM-φ曲線の結果は考慮されるのでしょうか?
動的解析法のときのみ連携されます。地震時保有水平耐力法では鉄筋データのみ使用します。
地震時保有水平耐力法では、独自に軸力、M-φ関係を別途求めています。
そのため、物性値自動算定での作用軸力の入力値は関係ありません。


更新日時: 2007/04/16
地震時保有水平耐力法のRCラーメン橋脚のとき、[地震時の種類]で正側、負側を変更すると?
[モデル化]-[梁要素物性値]の値も変更してやる必要があります。
力の加え方が正側、負側では梁(梁要素ではない)の圧縮、引張が上部、 下部で向きが
逆転してしまうからです。
また、RC単柱橋脚において鉄筋の配置が非対称のときなども交番載荷を行う必要があります。


更新日時: 2007/04/16
多柱式のRCラーメン橋脚は道路橋示方書には載ってないが、どのような理論を用いているのでしょうか?
それぞれの柱に上下2ヶ所、それぞれの梁に2ヶ所に塑性ヒンジを設けます。
順次塑性ヒンジが形成されて構造形が成立しなくなるまで解析を行います。
(不安定なヒンジが6-8個になるまで。ヒンジ数は自動的に決定)
基本的な考え方は2柱と同じです。


更新日時: 2007/04/16
地震時保有水平耐力法のRCラーメン橋脚の橋軸直角方向で照査したモデルでそのまま橋軸方向の照査を行うことができるのでしょうか?
RCラーメン橋脚において橋軸方向の照査は、柱を単柱として照査を行わなくてはいけないため、
橋軸直角方向で照査したモデルを利用する事はできません。
新たに、単柱式を作る必要があります。


更新日時: 2007/04/16
[モデル化]-[地震時保有水平耐力法]の橋脚躯体の重量Wpは自動で計算されないのでしょうか?
自動で計算されません。手動で入力してください。


更新日時: 2007/04/16
[塑性ヒンジ断面テーブル]の帯鉄筋の入力はAhとAwのどちらでしょうか?
Awとなります。


更新日時: 2007/04/16
[節点(保耐)]の「水平力に対する鉛直力の比率」について教えてください。
事例集 3.2.15 節点の生成(保耐)を参照してください。


更新日時: 2007/04/16
EARMESTで耐震の補強は行えるのでしょうか
値を変更できるもののみ行えます。入力しなければいけない値がプログラム内部で
固定されているものを入力しなければいけないような場合は、行えません。
(EARMESTは平成8年の道路橋示方書に準じたものになっています)


更新日時: 2007/04/16
「W-ERROR(5503) regula falsi法による中立軸の収束計算エラー(M-N曲線を求める)」というエラーメッセージが出る。
これは、収束計算で断面の中立軸が求まらないため、このエラーが出ています。
W-ERRORですので、計算が途中で止まらない限り、影響はありません。
断面の鉄筋配置などがおかしいため、M-N曲線が求まらないため出力されるエラーです。
もし、計算が止まるようでしたら鉄筋の配置等を確認しなおしてください。
EARMESTでは、平成8年の道示準拠となっているため、既設橋脚の断面などは
M-N曲線がおかしくなることがあります。
一度、断面のM-N曲線図(物性値自動算定などで)をご確認ください。


更新日時: 2007/04/16
塑性ヒンジのモデル化はどうなっているのでしょうか?(塑性回転バネは、どう考慮されているのでしょうか?)
降伏点に到達したら、材端の節点をピン結合にします。
曲げが伝わらないようにします。 (塑性領域に入ったらピンになります)
塑性回転バネをモデル化していません。


更新日時: 2007/04/16
部材の降伏剛性が小さくなると、計算できるようになった理由を教えてください。
適当な降伏剛性を用い初期応力解析により得られたMが、塑性ヒンジ断面 で設定されたM-N曲線
の範囲外のため計算できないためと思われます。
適当な降伏剛性で作成される曲げ剛性(EI)と塑性ヒンジ断面から計算 されるM-φ(M=EIφ)の関
係で互いのMが異なってくるために計算できません。


更新日時: 2007/04/16
断面を少し大きくした(降伏剛性も)だけで、地震時保有水平耐力1700tfから124tfと一桁落ちたが、これの原因として考えられることは?
初期応力がせん断耐力を超えている可能性があります。(この場合に限りエラーメッセージを追加しました。)
今一度、データを見直してください。


更新日時: 2007/04/16
地震時保有水平耐力法、RCラーメン橋脚で、フーチングの重量を考慮しないようにできるのでしょうか?また、考慮するようにできるのでしょうか?
荷重は上部工だけです。
フーチングの荷重は最初から考慮されていません。
また、考慮することもできません。
Wpなどは、照査には関係がありません。
曲げ破壊型かせん断破壊型かを判断する為だけに存在します。
Wpの値にP-δ曲線は影響されません。


更新日時: 2007/04/16
PC、PRCラーメン橋脚解析は行えるのでしょうか?
RCラーメン橋脚の梁部分で、その部分が塑性化しない、という前提なら照査が行えます。
(このとき、降伏剛性は「物性値自動算定+手計算」では求めることができませんが)
PC、PRCの部分に塑性ヒンジが発生する場合は、残念ながら照査は行えません。


更新日時: 2007/04/16
EARMESTの地震時保有水平耐力法の初期応力の入力、およびその表示はどうなっているのでしょうか?
初期応力の入力、及びその表示は全て部材座標系となっています。
ただし、スカラーバネ要素については、I端側の反力を入力する必要があります。


更新日時: 2007/04/16
段差のあるRCラーメン橋脚の照査を地震時保有水平耐力法で行うことができるのでしょうか?
残念ながら地震時保有水平耐力法で照査を行うことはできません。
理由)・段差となっているため、道路橋示法書の考え方が通用するかどうか分からないためです。
不安材料としては、塑性ヒンジが本当に下記の図のような場所に発生するのか、ということがあります。
・また、掛け違い橋の場合では「橋脚基部から上部構造慣性力の作用位置までの距離h」が入力できない。
・桁反力の係数の求め方(入力)が、分からないという点もあります。


更新日時: 2007/04/16
ヒンジが降伏する途中の断面力を見るにはどうしたらよいでしょうか?
地震時保有水平耐力法の計算プロセスを計算リストの他に、別のファイルに出力しました。
解析を行っているプロジェクトフォルダの配下に”Roadstr.dbg”というファイルが作成され、上記のプ
ロセスが出力されます。このファイル内には、計算途中の変形及び断面力が出力されています。
なお、このファイルはユーザが独自にメモ帳などのテキストエディタ等で参照できます。
(EARMEST上から、見ることはできません)


更新日時: 2007/04/16
地震時保有水平耐力法の終局時の軸力は、どのようにして求めているのでしょうか?(どのような収束計算を行っているのでしょうか?)
Regular Falsi法を用いて収束計算を行っています。


更新日時: 2007/04/16
サンプルデータの地震時保有水平耐力法のラーメン橋脚において、どのようにして物性値自動算定のh、Lpを求めているのでしょうか?
詳しい式などは、「道路橋の耐震設計に関する資料 平成9年3月(日本道路協会)」の2-46、2-50
ページに書かれています。
道路橋の耐震設計に関する資料 平成9年3月(日本道路協会) 2-46,2-50ページ


更新日時: 2007/04/16
断面が中空断面のときのh、Lpも充実断面のときと同じ求め方で良いのでしょうか?
同じ求め方で結構です。


更新日時: 2007/04/16
地震時保有水平耐力法のラーメン橋脚において、節点荷重に入力されている死荷重反力と上部構造部分の重量Wuに差があるのですが?
「道路橋の耐震設計に関する資料 平成9年3月(日本道路協会)」を参考にこのサンプルは作成
されています。
節点荷重に関しては、3-2ページ表3.1.3より、上部構造部分の重量Wuに関しては3-5ページ表3.2.1
より入力しています。
道路橋の耐震設計に関する資料 平成9年3月(日本道路協会) 3-2、3-5ページ


更新日時: 2007/05/09
地震時保有水平耐力法のラーメン橋脚で強制変位がでてくるのですが、これは何ですか?
地震時保有水平耐力のラーメン橋脚では、柱と梁の結合節点に強制変位を載荷(水平方向)させ、
このとき生じたせん断力の和を水平力と考え、それと等価な鉛直力の載荷を行い解析します。
リファレンスマニュアル 3.2.5荷重の載荷方法


更新日時: 2007/04/16
ラーメン橋脚において、せん断破壊型となった場合のPaの根拠を教えてください。
「道路橋示方書耐震設計編 平成8年」のp.154の方法により求めています。
各々の塑性ヒンジ発生点で、初めてせん断破壊になるものを見つけ、 その塑性ヒンジが発生する
前の塑性ヒンジと線形補間し、せん断耐力より水平力Paを求めてやります。
実際に手計算をする場合は、計算リストにある水平力、塑性ヒンジ発生順序、そしてプロジェクト
フォルダ内にあるRoadstr.dbgのファイルには、各々の塑性ヒンジが発生する際の断面力が出力されていますので、それを参考にすることになります。
「道路橋示方書 V耐震設計編 平成8年12月 日本道路協会」 p.154


更新日時: 2007/04/16
モデルが左右非対称の場合、比率算出のための中心点はどこになるのでしょうか?
上部工の桁の図心になります。また、上部工が2つ乗っているような場合は、それぞれの図心で
計算してやることになります。


更新日時: 2007/04/16
地震時保有水平耐力法のラーメン橋脚でフーチングと地盤バネを考慮したものは可能でしょうか?
フーチングと地盤基礎バネを考慮することはできます。
ただし、フーチングが一体型の場合は未対応となっています。これは、強制変位載荷点が正常に
見つからない場合があるからです。ユーザ自身で変位載荷点を確認し適正であれば、そのモデルに関して考慮できます。


更新日時: 2007/04/16
地震時保有水平耐力法のラーメン橋脚とラーメン橋の荷重の載荷方法が異なるのはなぜでしょうか?
慣性力作用位置が異なるためです。
リファレンスマニュアル 3.2.5 荷重の載荷方法


更新日時: 2007/04/16
上部工慣性力作用位置はそのまま入れるのでしょうか?それとも、1/2とするのでしょうか?
そのまま入力してください。
1/2として計算するのは塑性ヒンジ長を求める時になります。
(塑性ヒンジ長は、手計算で入力することになります。)
ただし、単柱の解析では内部で自動で計算されます。
(入力することも可能です。)


更新日時: 2007/04/16
地震時保有水平耐力法のラーメン橋、ラーメン橋脚などで塑性ヒンジ長部分の梁要素は、剛域として設定するのでしょうか?
塑性ヒンジ長部分の梁要素は剛域として設定しないでください。
EARMESTの地震時保有水平耐力法の計算では、塑性ヒンジ部分は非線形回転バネとしてでは
なく、非線形ばりとして計算を行っています。
そのため、剛域に設定しません。剛域に設定した場合は、計算が途中で落ちてしまう可能性があります。


更新日時: 2007/04/16
地震時保有水平耐力法のラーメン橋脚で、掛け違い橋は考慮できるのでしょうか?
残念ながら、EARMESTでは考慮できません。
もし計算するとなれば、掛け違い部分を等価なものに置き換え、水平力に対する鉛直方向の比率を求めることになります。
ただし、どのように置き換えれば良いかということは断定できません。


更新日時: 2007/04/16
地震時保有水平耐力法の報告書において、等価水平震度の値がおかしいのですが?
[モデル化]-[地震時保有水平耐力法]の等価水平震度に値を入力している可能性があります。
入力してある場合には、内部で自動計算した等価水平震度を使用せず、
入力された値を使用して報告書を作成します。


更新日時: 2007/04/16
P-Δの取り扱いはできますか?
取り扱えません。