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STRDESIGN

構造計算結果NG解決方法

その他のNGについては、マニュアル「エラーの原因と対処」を参照して下さい。


Q

水平構面の検討結果がNGになります。(「水平構面の負担水平力(地震力/風圧力)に対する検討において最大応力が許容応力を超えました」というNGが消えません。)

A

以下についてご検討ください。

1.該当の通り区間の水平構面の倍率を追加する
→発生する地震力、風圧力に対して該当の通り区間の耐力が耐えられなかった場合にNGとなります。該当の通り区間の水平構面(屋根水平構面、床水平構面(床組)、火打ち水平構面、火打ち)を増やすか、既存の水平構面の倍率を増すことにより、耐力を上げることができます。

2.耐力壁線を増やす
→大空間がある物件などで耐力壁線が少ない、または耐力壁線間が大きいと、1つの水平構面が負担する地震力、風圧力が大きくなります。大空間の内部に耐力壁を設けるなど、耐力壁線を増やすことにより、1つの水平構面に発生する地震力。風圧力を軽減することができます。

3.地震力を減らす(地震でNGとなった場合)
→建物の重量が重いと発生する地震力が大きくなります。例えば、屋根の仕上げが瓦などの場合はスレート屋根と比較すると屋根単位荷重は半分ほどになります。また、外壁仕上げも鉄網モルタルとサイディングでは大きく違います。仕上げを変更することにより、水平構面が負担するせん断力を減らすことができます。

4.風圧力を減らす(風圧でNGとなった場合)
→見付面は自動生成を行うと、想定より面が大きくなる場合があります。必要に応じて手入力を行ってください。また、屋根の勾配が向いている方向の面では、見付面の風圧力を減らすことができます。見付面を手入力する際に、屋根部分と外壁部分を分けて入力し、それぞれ見付面のタイプを「屋根」、「外壁」としてください。(風圧力算出係数は自動算定されます。)

 

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