適用範囲 | 機能 | 入力 | 計算 | 出力 | エラー解決方法 | 構造計算結果NG解決方法 | 法改正 | 認証
STRDESIGN
構造計算結果NG解決方法
その他のNGについては、マニュアル「エラーの原因と対処」を参照して下さい。
A
以下についてご検討ください。
1.引張耐力の大きい金物を追加する。
→柱頭柱脚金物仕様に発生した引抜力に耐えられる金物を追加してください。(追加しているのに引き当てられない場合は金物仕様の「レコード編集」画面において「許容耐力(kN)」と表記されているボタンをクリックし、金物を耐力順(昇順)に並べ替えOKボタンをクリックし、再計算してください。)
また、2つの金物を同じ柱に引き当てることはできません。実際は2つ施工する場合でも1つの金物として柱頭柱脚金物仕様に登録してください。
2.耐力壁(筋かい、面材)を減らす
→柱に取り付いている耐力壁(筋かい、面材)が多い、または倍率が大きいと柱に発生する引抜力が大きくなります。壁量の検討、鉛直構面の検討に余裕がある場合は、耐力壁を減らしてください。その際は該当階だけでなく、上階の耐力壁についても同様に削除を検討してください。(上階の柱に発生した引抜力は下階に伝達するためです。)
3.計算方法(標準計算法・詳細計算法)を変更する
→「構造計算」タブの「計算・出力の内容」の「柱頭柱脚接合部の引張耐力の検討方法」で計算方法を変更することができます。計算方法によっては柱に発生する引抜力が変化します。設計者の判断で計算法を決定してください。
なお、詳細計算法で物件の柱上の梁の長さが長い場合は上階からの押さえ効果が働き、引抜力を小さくすることができますが、反対に梁が短いと引抜力が非常に大きくなりますのでご注意ください。